皆さん❤お久しぶりです。笑(*´ω`*)
お元気でしたか❔
今回、紹介したい本は
💕モモ💕
ミヒャエル・エンデさんの本です🎵(*^-^*)
ほんとにずっ~~と前から読みたくて
でも何故か読めずに・・・今日まで。笑(*´ω`*)
でも、その理由がわかったような気がしました❤
この物語に出てくる・・・
時間泥棒の灰色の男たち❗❔
そんな人たちに奪われた時間。
・・・死んだ時間を受け取った人たちは
病気になるらしい。
もしかしたら・・・わたしはそんな病気にかかりつつあったのかも❔笑(*´ω`*)
その名もまさに
致死的退屈症(ちしてきたいくつしょう)
っていうらしい。笑(*´ω`*)
本文より
・・・・はじめのうちは気のつかないていどだが、
ある日きゅうに、なにもする気がしなくなってしま
う。なにについても関心がなくなり、なにをしても
おもしろくない。この無気力はそのうちに消える
どころか、すこしずつはげしくなってゆく。
日ごとに、週をかさねるごとに、ひどくなる。
気分はますますゆううつになり、心のなかはますま
すからっぽになり、じぶんにたいしても、世のかな
にたいしても、不満がつのってくる。
そのうちに感情さえなくなって、およそなにも感じ
なくなってしまう。
なにもかも灰色で、どうでもよくなり、世のなかは
すっかりとおのいてしまって、じぶんとはなんのか
かわりもないと思えてくる。
怒ることもなければ、感激することもなく、よろこ
ぶことも悲しむこともできなくなり、笑うことも泣
くこともわすれてしまう。
そうなると心のなかはひえきって、もう人も物も
いっさい愛することができない。
ここまでくると、もう病気はなおる見こみがない。
あとにもどることはできないのだよ。
うつろな灰色の顔をしてせかせか動きまわるばかり
で、灰色の男とそっくりになってしまう。
そう、こうなったらもう灰色の男そのものだよ。
この病気の名前はね。
致死的退屈症というのだ。
いかがでしたか❔笑(*´ω`*)
まぁほとんどの方はあまり関係がないかもしれませ
んが・・・といいたいところですが・・・
💕モモ💕
この物語を読んでみれば・・・うなずけるところも
あるかもしれませんよ。
それではさっそく
本文より❤
とてもとてもふしぎな、それでいてきわめて日常的
なひとつの秘密があります。
すべての人間はそれにかかわりあい、それをよく
知っていますが、そのことを考えてみる人はほとん
どいません。たいていの人はその分けまえをもらう
だけもらって、それをいっこうにふしぎとも思わな
いのです。
この秘密とは・・・それは時間です。
時間をはかるにはカレンダーや時計がありますが、
はかってみたところであまり意味はありません。
というのは、だれでも知っているとおり、その時間
にどんなことがあったかによって、わずか一時間で
も永遠の長さに感じられることもあれば、ほんの
一瞬と思えることもあるからです。
なぜなら時間とは、生きるということ、そのもの
だからです。そして人のいのちは心を住みかとして
いるからです。
このことをだれよりよく知っていたのは、灰色の男
たちでした。彼らほど一時間のねうち、一分のねう
ち、いやたった一秒のねうちさえ、よく知っている
ものはいませんでした。
ただ彼らは、ちょうど吸血鬼が血の価値をしってい
るのと同じに、彼らなりに時間のだいじさを理解
し、彼らなりの時間のあつかい方をしました。
灰色の男たちは人間の時間にたいして、ある計画
をくわだてていました。
大々的な、慎重にねりあげた計画です。
いちばん気をつけていたことは、じぶんたちの行動
をだれにも気づかせないようにすることでした。
そして一歩一歩、だれにも気づかれずに、日ごとに
ふかくくいこんで、人間の心に手をのばしていまし
た。・・・
灰色の男たちは何をしたんでしょうか❔笑(*´ω`*)
気になるところではありますが、
少しだけ私の心に残ったところを
残しておきますね❤
・・・・時計というのはね、人間ひとりひとりのな
かにあるものを、きわめて不完全ながらもまねて
象ったものなのだ。
光を見るためには目があり、音を聞くためには耳が
あるのとおなじに、人間には時間を感じとるために
心というものがある。
そして、もしその心が時間を感じとらないようなと
きには、その時間はないもおなじだ。
ちょうど虹の七色が目の見えない人にはないもおな
じで、鳥の声が耳の聞こえない人にはないもおなじ
ようにね。
でもかなしいことに、心臓はちゃんと生きて鼓動し
ているのに、なにも感じとれない心をもった人がい
るのだ。・・・・
時間を感じとることができるのが心❤
わたしはここ最近・・・心をなくしていたのだろう
か❔笑(*´ω`*)
時間を感じることができるのが心
なら
心をとりもどすことができるのは時間
なのかもしれませんね🎵(*^-^*)
わたしの心は
もう少し時間がかかるのかなぁ~~💕
それもありありで🎵(*^-^*)
💕モモ💕
を見るたびに・・・すべての時が
永遠に繋がってる
☆今☆
を感じることができる気がします。
わたしは💕モモ💕が大好きです🎵
この物語を書いた
私の心の中では永遠に
生き続けております。
本当に感謝です💕
笑(*´ω`*)
訳者あとがきより
・・・「時間がない」「ひまがない」・・・こうい
うことばをわたしたちは毎日聞き、じぶんでも口に
します。いそがしいおとなばかりではありません、
子どもたちまでそうなのです。けれど、これほど足
りなくなってしまった「時間」とは、いったいなに
なのでしょうか❔
機械的にはかることのできる時間が問題なのではあ
りますまい。そうではなくて、人間の心のうちの時
間、人間が人間らしく生きることを可能にする時
間、そういう時間がわたしたちからだんだんと失わ
れてきたようなのです。このとらえどころのない謎
のような時間というものが、この不思議なモモの物
語の中心テーマなのです。
主人公のモモは、年齢も素姓もわからない浮浪児で
す。ほんらい、現代のように完全に組織されてしま
った社会は、浮浪児というものの存在を許しませ
ん。ですからここではモモは、管理された文明社会
のわくの中にまだ組み込まれていない人間、現代人
が失ってしまったものをまだゆたかに持っている自
然のままの人間の、いわばシンボルのような子ども
なのです。
あいての話をじっと聞くことによって、その人にじ
ぶんじしんを取りもどさせることのできるというふ
しぎな能力、宇宙の音楽をききとり、星々の声に耳
をかたむけることのできる能力を持ったモモは、人
間に生きることの本当の意味をふたたびさとらせる
ために、この世に送られてきたのでしょう。
ところがこのモモをとりまく世界は、「灰色の男た
ち」というきみょうな病菌におかされはじめていま
す。
人びとは「よい暮らし」のためと信じて必死で時間
を倹約し、追いたてられるようにせかせかと生きて
います。子どもたちまで遊びを奪われ、「将来のた
めになる」勉強を強制されます。
この病気の原因に気づいて警告しようとする人は、
ベッポのように狂人として精神病院に隔離されるで
しょう。
夢に生きているジジは、この世界では巨大な情報産
業におどらされる操り人形のような作家になりま
す。こうして人びとは時間をうばわれることによっ
て、ほんとうの意味での「生きること」をうばわ
れ、心の中はまずしくなり、荒廃してゆきます。
それとともに、見せかけの能率のよさと繁栄とはう
らはらに、都会の光景は砂漠と化してゆきます。
この大都会のどこかには、まるで四次元の世界への
通路のような、だれも知らないふしぎな地区があり
ます。その向こうにあるのが時間の国です。
その国からの使者は、歩みのおそさをもって名高い
カメ、太古から生きつづけてきたようなカシオペア
です。モモは時間をつかさどるマイスター・ホラに
時間の意味を教えられます。そして時間の花の咲く
壮麗な殿堂を見て、ひとりひとりの人間に与えられ
る時間のゆたかさ、うつくしさを知ります。
この神秘的な時間の国の物語と、人間から時間を盗
む灰色の男たちのぶきみな陰謀の物語がおりまざっ
て進みながら、事件は急テンポで解決にむかいま
す。すべてが終わったあと、人びとにはふたたび時
間がたっぷりとあるようになり、心ゆたかな生活が
かえってきます。
けれど読者のわたしたちにとっても、事件は解決し
たのでしょうか❔
わたしたちのまわりには、灰色の男たちはいなくな
ったのでしょうか❔
作者のあとがきの中で、謎の人物はこう言っています。
「わたしはこの物語を過去におこったことのように
話しましたね。
でもそれを将来おこることとしてお話ししてもよか
ったんですよ。どちらでもそう大きなちがいはあり
むせん。」
つまりわたしたちにとっては、この物語は過去のも
のではなく、これからのことなのかもしれないので
す。
みんなの心は
☆今☆
どんな感じ❔笑(*´ω`*)
一度
☆致死的退屈症☆
なってみるのもいいかもよ🎵
・・・生きてるんだか
死んでるんだか・・・・
なんの為に生まれてきたんだろ~~・・・・
とか
永遠のループのなかで
終わりもなく・・・始まりもなく・・・
続いていくんだろ~~なぁ🎵(*^-^*)
それが嫌なら・・・
ただ
☆今☆
に
いる
だけ🎵(*^-^*)